レーザー測量は便利だけれど手間もかかる
近年、測量現場ではレーザー機器を用いた計測が主流になりつつあります。地形を高精度で捉えられ、点群データとして残せるため、従来のトータルステーションやレベル測量よりも効率的に思われがちです。
しかし、実際に現場で扱ってみると「便利だけど手間がかかる」というのが正直な感想です。
1. 機材の準備と調整
レーザースキャナーは繊細な機器です。持ち運びはもちろん、設置場所や水平調整に気を使わなければなりません。風や振動でデータが乱れることもあり、現場状況に合わせた工夫が欠かせません。
2. データ量の多さ
レーザー測量で得られる点群データは非常に膨大です。そのため、整理や処理に時間がかかります。パソコンの性能も要求され、ちょっとしたトラブルで作業が滞ることもあります。
3. 後処理が肝心
測っただけでは成果になりません。不要な点の除去、基準点との整合、解析用のデータ変換など、後処理が意外と大変です。むしろここに一番の「手間」が集中しているかもしれません。
まとめ
レーザー測量は精度が高く、現場作業を効率化できる反面、「データ処理」という新たな手間が発生します。機器を使いこなし、作業フローを工夫することで、初めてその真価を発揮できる技術といえるでしょう。
題に“ 大丈夫かな?”とありますが、これだけ熟知されているなら全く心配ないと思います!
やはり、時間はきりますね。
ドローンの方が手間がかかりませんね。