橋梁メンテの“今”を感じた一日 ― 新技術フォーラムに参加して
橋梁メンテの“今”を感じた一日 ― 新技術フォーラムに参加して

橋梁メンテの“今”を感じた一日 ― 新技術フォーラムに参加して

先週、広島県コンクリートメンテナンス協会主催の
『橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム』 に参加しました。
会場は広島県民文化センター。
なんと、元職場の係長と主査にも久しぶりに再会。
こういう場で顔を合わせると、ちょっと嬉しいものです。

さて、内容の方はというと──
まず印象的だったのは、亜硝酸リチウムの話。
鉄筋の不働態被膜を再生する手法として、
すでに“市民権”を得ている存在ですが、
よく考えてみれば、鉄筋腐食対策としては
いまだに 最も新しい技術 でもあります。

そして、今回もっとも心を動かされたのが
レーザーを用いたケレン(素地調整)工法。
母材を傷めず、塗装だけをきれいに剥がすという、
まさに“必要なものだけ取る”スマートな工法。
環境負荷の軽減、作業環境の向上という面でも
とても魅力的な技術だと感じました。

もちろん、新しい技術らしく
まだ検証が必要なポイントもいくつかあり、
今後の整理や標準化が楽しみです。

橋梁を守る仕事は、日々進化している。
だからこそ、
自分自身も学び続け、アンテナを張り続けることが大事。

そんな気持ちを改めて強くした一日でした。

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