先日、京都大学 第37回市民防災講座-自然災害に備える- を受講しました。
結論から言うと……無料とは思えないほど濃い!
知識のアップデートにぴったりの講座でした。
■ 講演1
「地質から隠れた土砂災害リスクを見抜く!!」
松澤 真・准教授(京大防災研 斜面未災学センター)
広島の地質は花崗岩が風化した「真砂土」だらけ。
この土は水に弱く、そもそも土砂災害が起きやすい地域であることを
改めて“理屈で”理解できました。
地理院地図には載らない小さな渓流が実は無数にあり、
そこが危険の“目印”になるという話は特に印象的でした。
■ 講演2
「広島でも起きる?線状降水帯豪雨と気候変動」
仲 ゆかり・助教(京大防災研 気候変動適応センター)
線状降水帯がなぜできるのか、発生メカニズムをとても分かりやすく解説。
ニュースでは聞き慣れた言葉でも、
“理解しているようで理解していなかった”と気づかされました。
■ 講演3
「災害から身を守るために」
泉 浩平 氏(広島市危機管理室)
避難情報が出ているのに避難所へ行かない人が多い現実。
正直、“耳が痛い”内容でもありました。
質問の時間には、
「避難指示が出ても避難しないバカな市民です。広島市はどう考えているのか?」
という、かなり攻撃的な質問が飛び出しました。
……いや、言葉は悪いですが、
今は《御上が守ってくれる時代》ではない。
《自分の命は自分で守る時代》なんです。
そう言いたくなる質問でした。
■ 講演4
「JR西日本の自然災害に対する取り組み」
佐伯 祥一 氏(JR西日本 執行役員)
沿線の“陰切り”に重点を置いた大規模伐採の話。
安全運行のために、裏では莫大な費用と手間がかけられていることを
改めて知ることができました。
■ 無料でこの内容!?
こんなに中身の濃い講座が無料とは、本当にありがたい話です。
専門家の話を直接聞くと、頭にすっと入ってきますね。
これからも、
こうした講座に積極的に参加して知見を広げていきたい。
そう感じた一日でした
その公演次回あれば参加したいです、
情報入手したら 共有します。
また、北陸地方で強地震が発生し、大きな被害だ出ています。
日頃から自己での防災管理は必須ですね。